あなたが目指すべきは、マキロイではない。「鉄人」ランガーの“年齢とともに上手くなる取組み”だ
- 孝幸 平井
- 12 分前
- 読了時間: 9分

~増田哲仁が解き明かす、66歳を超えてなお進化する最強シニアの秘密~
〇はじめに:奇跡ではなく、必然のアンチエイジング
ベルンハルント・ランガー。 ゴルフを愛する者であれば、この名を聞いて畏敬の念を抱かない者はいないでしょう。
60代にして、なおチャンピオンズツアーを支配し、レギュラーツアーのメジャー大会でも予選を通過し、自分より30歳も40歳も若い選手たちを凌駕するスコアを叩き出す。
さらには、アキレス腱断裂という選手生命を脅かす大怪我を負いながら、驚異的なスピードで復帰し、優勝をさらう。
世間は彼を「鉄人」「奇跡」と呼びます。 しかし、私はあえて申し上げたい。彼が成し遂げていることは、決して奇跡ではありません。
あれは、人体の構造と物理の法則に、徹底的に従順であり続けた結果としての「必然」なのです。
多くの日本のシニアゴルファーは、テレビで見るローリー・マキロイやブライソン・デシャンボーの、身体をねじ切るようなスイングに憧れ、それを真似ようとして腰を痛めています。
厳しいことを言いますが、それは自傷行為ともいえます。
あなたが目指すべき「北極星」は、彼らではありません。
無駄を削ぎ落とし、身体への負担を極限まで減らし、それでいてボールに強烈なエネルギーを伝える。
ランガーのゴルフこそが、我々アマチュアゴルファー、特に年齢を重ねた者が到達すべき「究極の境地」なのです。
そして、手前味噌ながら申し上げますが、私たちTenSwingが提唱し、実践しているメソッドは、このランガーのスイング哲学と驚くほど合致します。
いえ、正確に言えば、「人間が道具を使ってボールを飛ばす」という行為を突き詰めれば、行き着く先は一つしかないということなのです。
今日は、最強のシニア、ランガーの強さの深淵を覗き込みながら、なぜあなたがTenSwingでそのエッセンスを手に入れられるのか、熱く語らせていただきます。
〇第1章:ランガーのスイングは、なぜ「美しくない」と言われるのか?
ランガーのスイングを見て、「教科書通りで美しい」と評するレッスンプロは少ないかもしれません。
特徴的なポスチャー、独特なリズム、そして決して派手ではないフィニッシュ。流行りの「映える」スイングとは対極にあります。
しかし、ここにこそ最大のヒントがあります。 彼は「形」を作ろうとしていません。「機能」を遂行しているだけなのです。
多くのアマチュアゴルファーは、雑誌の連続写真を見て、プロのトップの位置や、フィニッシュの形を真似ようとします。
「肘の角度はこう」「手首のコックはこう」。 そうやって「外見」ばかりを取り繕った結果、身体の内部はどうなっているでしょうか?
関節はロックされ、筋肉は緊張し、エネルギーの流れは遮断されています。これでは、見た目は綺麗でも、中身は空っぽの「張りぼてスイング」です。
ランガーを見てください。 彼のアドレスは、一見棒立ちに見えるほどリラックスしています。
しかし、その内部では、骨格が正しく積み重なり、いつでも動き出せる準備が整っています。
彼のスイングに、無理な捻転差(Xファクター)や、過度な地面反力といった、身体を痛めつける要素はありません。
彼は、クラブという道具の機能を100%引き出すために、自らの身体を「黒子」に徹させているのです。 主役はクラブであり、身体はその通り道に過ぎない。
この哲学こそが、TenSwingが口を酸っぱくして伝えている「クラブを振るな、身体を使え(身体の理に従え)」という教えそのものなのです。
「美しさ」の定義を変えてください。 静止画としての美しさなど、ゴルフには何の意味もありません。 何十年繰り返しても壊れない、そして結果が出続ける。その「機能美」こそが、本物の美しさなのです。
〇第2章:アキレス腱断裂からの生還が証明した「身体操法」
私がランガーを心から尊敬するのは、彼がアキレス腱を断裂した後、わずか数ヶ月でツアーに復帰し、しかも優勝を果たした時です。
通常、還暦を過ぎてのこの大怪我は、引退勧告と同義です。しかし彼は戻ってきた。それも、以前と変わらぬ強さで。
これは、彼が「筋力」に頼ってゴルフをしていない何よりの証明です。 もし彼が、地面を強く蹴り、筋肉の爆発力で飛ばすタイプのアスリートゴルファーだったら、アキレス腱断裂は致命傷だったでしょう。
復帰できたとしても、以前のようなパフォーマンスは出せなかったはずです。
しかし、彼は戻ってきました。なぜか? 彼が使っているのは、筋肉ではなく「骨」であり「重力」だからです。
TenSwingのプログラムもまた、筋肉を鍛えることよりも、骨格を正しく配列し、重力を利用することを最優先にします。
骨で立つ。骨で支える。そして、関節の「テコ」を使う。 筋肉は、あくまで骨を動かすためのサポート役であり、主動力ではありません。
ランガーのスイングには、「踏ん張る」という動作が極めて少ない。 流れるように歩き、流れるように振り、流れるようにフィニッシュへ向かう。身体への衝撃(インパクト)を、巧みに逃し、循環させています。
だから、怪我をした箇所にも負担がかからないのです。
多くのゴルファーは、飛ばそうとして地面を強く踏みしめ、膝や足首に過度な負担をかけています。
それは「パワー」ではなく、単なる「力み」です。 ランガーのように、そしてTenSwingが目指すように、重力と仲良くなり、身体への負荷をゼロに近づけること。
これこそが、65歳を過ぎても250ヤードを飛ばし、かつ毎週ラウンドしても疲れない身体を作る唯一の方法なのです。
〇第3章:「錆びない心」は「錆びない身体」に宿る
ランガーの凄さは、その精神力にもあります。 イップスを克服し、何度もルール変更(アンカリング規制)に対応し、それでもトップに立ち続ける。その「折れない心」はどこから来るのか。
私は、それもまた「身体」にあると考えています。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」と言いますが、ゴルフにおいては「柔軟なる身体に、柔軟なる思考が宿る」のです。
身体が錆びつき、ガチガチに固まっている人は、思考も固まります。「こうでなくてはならない」「あの理論は間違いだ」と、変化を受け入れられなくなります。
TenSwingで身体の錆を落とし、背骨や肩甲骨が自由に動くようになると、不思議なことに、心も柔軟になります。 「あ、こんな動きでもいいんだ」「力を抜いた方が飛ぶんだ」という新しい発見を、素直に受け入れられるようになるのです。
ランガーは、自分の身体の状態に合わせて、常にスイングを微調整し、進化させてきました。
彼は「昔の自分」に固執しません。今の自分の身体で、最大限のパフォーマンスを出す方法を常に模索しています。それができるのは、彼が常に身体のケアを怠らず、身体の声を聞き続けているからです。
一方、アマチュアの皆さんはどうでしょう。 20年前の飛距離、20年前のスイングイメージに固執し、現在の錆びついた身体を無視して無理を重ねている。それでは、心も身体も悲鳴を上げて当然です。
ランガーのエッセンスを取り入れるということは、単にスイングを真似ることではありません。 自分の身体と対話し、錆を落とし、常に「今の自分」にとって最適な動きへとアップデートし続ける姿勢を持つこと。
それこそが、TenSwingが提供したい「ゴルフ人生の質」そのものなのです。
〇第4章:TenSwingは、ランガーへの「最短ルート」である
誤解を恐れずに言えば、TenSwingのメソッドは、ランガーが半世紀かけて築き上げたゴルフの極意を、一般のアマチュアゴルファーが理解し、実践できるように体系化したものです。
ランガーに直接レッスンを受けることはできません。 しかし、彼が実践している「理(ことわり)」を学ぶことはできます。
無駄な力みの排除
骨格構造に基づいた自然な動作
クラブの特性を活かした遠心力と求心力の利用
怪我をしないためのエネルギー分散
これらはすべて、TenSwingのカリキュラムの中核をなすものです。
私たちは、あなたを「プロゴルファー」にしようとしているのではありません。 あなたを「ランガーのような、一生ゴルフを楽しめる達人」にしたいのです。
想像してみてください。 同伴競技者が腰をさすりながら「今日は身体が痛いから」と言い訳をしている横で、あなたが涼しい顔をしてフェアウェイを歩き、フィニッシュまで振り切った美しいスイングでボールを運んでいく姿を。
ラウンドが終わった後も、「もうハーフ行けるね」と笑って言える体力を。
それは夢物語ではありません。 ランガーがそれを証明しています。そして、TenSwingにはそのための地図があります。
あなたが今、どんなに身体が硬くても、どんなにスイングに悩んでいても関係ありません。
人間である以上、身体の構造はランガーと同じです。 錆を落とし、正しい動かし方を思い出せば、あなたの中にある「ランガーの遺伝子」は必ず目覚めます。
〇第5章:流行を追うな。力みを抜け。
ゴルフ業界は、常に新しい情報を売りつけようとします。 「今年のドライバーは10ヤード飛ぶ」「この新理論で開眼する」。 皆さんは、その情報の洪水に溺れ、大切なものを見失っています。
ランガーは、そんな流行に踊らされているでしょうか? いいえ、彼はただひたすらに、自分の信じる「基本」と「自然体」を貫いています。だからこそ、道具が変わっても、時代が変わっても、彼は強いのです。
あなたも、もう「情報のショッピング」はやめませんか。 小手先のテクニックを買い漁るのではなく、一生モノの「身体操作」という財産を手に入れませんか。
TenSwingがお伝えしていることは、決して派手な魔法ではありません。 地味で、根源的で、しかし絶対的な真実です。 だからこそ、一度身につければ、一生消えることはありません。年齢とともに衰えるどころか、熟成され、味わいを増していくワインのようなスイングです。
65歳? 70歳? ランガーを見れば、それが「引退」の年齢ではなく、「全盛期」の入り口であることがわかるはずです。
〇終わりに:その「錆」を落とした先に、最強のあなたが待っている
もしあなたが、 「もう歳だから上達は無理だ」 「怪我なく楽しめればそれでいい」 と、心のどこかで諦めているのなら、それはあまりにも勿体ない。
あなたの身体は、まだ本当の使い方の1割も発揮していません。 錆びついた鎖を解き放ち、本来の自由な動きを取り戻した時、あなたは自分自身に驚愕することでしょう。
ベルンハルント・ランガーのような、強靭で、しなやかで、いつまでも若々しいゴルフ。 それを遠い世界の出来事として眺めるのではなく、あなた自身の物語にしてください。
TenSwingスタジオは、単なる練習場ではありません。 あなたの身体を再生させ、ゴルフという素晴らしいスポーツを、死ぬまで楽しみ尽くすための「身体の学校」です。
長持ちする自然体スイング。 痛みのない、喜びだけのゴルフ。 それを手に入れたいと願うすべてのゴルファーを、私たちは心から歓迎します。
ランガーのエッセンスを身に纏い、人生最高のショットを打ちに行きましょう。 あなたの本来の輝きを取り戻す場所、それがTenSwingです。
TenSwing 増田 哲仁&公認コーチ一同
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