55歳からのスイング⑤:トップとフィニッシュの身体の動きとは?
- 孝幸 平井
- 7月21日
- 読了時間: 3分

ゴルフのスイングというと、「腕はどう動かすか」「足はどこで踏み込むか」と、つい細かいことが気になりがちです。
でも、本当に大切なのは、体全体のバランス、つまりボディバランスです。
スイングを家にたとえるなら、腕や足は柱や壁。
それを支える土台こそが、「体の動かし方」なのです。
とはいえ、「バランスを意識しよう」と言われても、なかなかピンとこないもの。
そんなときにおすすめなのが、〜トップの形は『入』、フィニッシュの形は『人』〜というシンプルなイメージ法です。
■形を覚えると、体が自然に動き出す
「トップのときは腕をどこに上げればいいんですか?」
「インパクトはどんな形が理想ですか?」
そんな質問をよく受けます。
でも、腕の位置を細かく決めるよりも、もっと簡単な方法があります。
まずはクラブを持たずに、腕の力を抜いてまっすぐ立ちます。
そこから右(ターゲットの逆方向)に歩き出すようにして右足を右側に踏み出してみてください。
左足も右を向いてしまって構いません。
このときの姿勢が、「トップ=入」の形です。
次に、体を180度くるっと回して、左側(ターゲット方向)を向きます。
自然に左足に体重が乗り、バランスよく立てるはずです。
これが「フィニッシュ=人」の形。
横から見ると、本当に「入」と「人」の漢字に見えるくらい、体の動きがシンプルになります。
歩き出そうとする姿勢では、出した足に自然と体重が乗りますよね。
スイングもそれと同じで、無理にねじったりひねったりしなくても、歩くように体を動かせば、体重移動もうまくいきます。
上半身は軽く前傾させて、重心はつま先寄りに。
「入」から「人」へ――ただそれだけのシンプルな動きで、体は自然とスイングしてくれます。
そして、ポイントになるのが「クラブは体の正面で縦に上げる」こと。
両手でグリップすると、ついクラブを横に振りたくなってしまいますが、実は縦の動きのほうが自然なんです。
どうしても横振りになってしまう方は、グリップを少し離して、剣道の竹刀のようにクラブを持ってみてください。
腕と肩がスムーズに動き、「縦に上げる」感覚が自然と身につきます。
■「縦」と「横」の組み合わせが、スイングを加速させる
スイングは、「横に動く体」と「縦に動くクラブ」の組み合わせでできています。
この2つがうまく連動すれば、無理にねじらなくてもスピードが出て、ボールもしっかり飛びます。
「トップ=入」「フィニッシュ=人」
この2つの形を覚えるだけで、体の動きが一気にシンプルになり、バランスの良いスイングが自然と身につきます。
無理がなく、疲れにくい。しかも美しいフォームになる――
それが、“形で覚えるスイング”の効果です。
Q&A|身体の動かし方で覚える、バランススイングのコツ
Q:トップやフィニッシュで、腕の位置が気になります。どうしたらいいですか?
A:細かい腕の位置よりも、「身体全体の形」を意識してみてください。
「トップ=入」「フィニッシュ=人」の形を思い出しながら、まずはクラブなしで歩くように動いてみるのがおすすめです。自然と正しい形が身につきます。
Q:体重移動がうまくできません。
A:歩くように動くことで、体重は自然に移動します。
「入」の形では右足に、「人」の形では左足に体重が乗ります。
何度か繰り返していくと、スムーズに動けるようになりますよ。
Q:どうしても横にクラブを振ってしまいます。
A:クラブは「縦に上げる」意識を持つと改善されます。
両手で持つと横に振りやすくなるので、試しにグリップを少し離して持ってみてください。腕や肩が自然に動いて、縦に上げやすくなります。
Q:ひねったりねじったりしないと、飛ばないのでは?
A:ねじらなくても、「縦×横」の連動でスピードは出せます。
「歩くようにスイングする」という感覚を大切にすれば、体の回転もスムーズになり、飛距離もきちんと出ます。